農地や森林を平坦にして(開発して)、雨水が浸み込みにくくする行為には、その雨水を地下に浸透させるための施設や一時的にためるための施設(調整池)が求められます。
さて、何故でしょう?
なぜなら、農地や森林を開発する事で、開発する前よりも多くの雨水が一気にその先の河川に流れ込むからです。
・・ん?・・で?
はい。で、その先の川に開発前よりも多くの雨水が一気に流れることによって、その川のどこかで溢れてしまう可能性が大きくなるからです。
なので、この多くの雨水が一気に川に流れ込むのを調整しなければなりません。
これを開発者の責任として、農地や森林を開発する者は、その調整する施設を開発エリアの中に作って調整しなければならないから。というのが、最初の問いの答えです。
そうです。
その先の河川が溢れて災害を起こす確率を基に戻すためなのです。
通常は大規模な開発にのみ求められますが、「特定都市河川流域」・・愛知県の場合、新川・境川流域になりますが、この流域内で500㎡以上の開発をする場合、雨水浸透貯留施設の設置が求められます。
なるほど。